市街化調整区域で幹線道路から少し入っただけなのに、のどかな風景が続いていた。
街中から引っ越してきた若い家族は、その景色に見合った懐かしさがある住まいを希望された。
土間を置くまでいくと、水周りと収納のエリアに。どろんこになった元気な男の子は、このままお風呂に直行。土間にサンプルのタイルを敷いて、飛び石風に利用している。
ダイニングの吹き抜けの上はファミリーコーナーに。当分、学習机は買わないで、ここが勉強コーナーの予定だが、使うかどうか?下でお母さんが料理をしている様子が伺える。
玄関から長く繋がる土間は家を二分している。2階へ行くためにはこの土間を飛び越えなければならないが、それをあえて楽しんでいる。
農家をイメージして、キッチンもオープンでおおらかに。キッチンのシンクのある場所から、ダイニングテーブルをつなげて置く。キッチン正面の引き戸は中に家電製品をおいて、隠せるように。
土間から直接ダイニングに入るが、この部分は縁側をイメージした。節のある無垢材や梁、柱が素朴な農家のイメージを表している。
平屋と一部吹抜けで解決しようとしたが、一部隠れ家的な部屋が出来た。
ダイニングテーブルの、ご主人の席の壁にかけられたワインラック。こんなものは探してもないので、所長と御主人と家具作家のユニークな合作!
リビングと繋がったユニークな寝室。リビングが一段下がっており、和室のタタミの小上がりを背に座り込んで、テレビを見たり団欒する。当面は家族でこのタタミに寝るが、寝相が悪ければ追い出されてリビングに寝ることになると、個性的な家族の希望をそのまま形にした。
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市街化調整区域で幹線道路から少し入っただけなのに、のどかな風景が続いていた。
街中から引っ越してきた若い家族は、その景色に見合った懐かしさがある住まいを希望された。