名古屋市千種区の建築設計 アールアンドエス設計工房のお知らせ

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2015.12.03
日本最古の閑谷学校




建築士会の秋の旅行で 岡山県に出かけた

名古屋からバスで5時間も揺られ やっと着いた 備前地方

日本最古の現存する旧閑谷学校は300年前江戸中期のころ

岡山の藩主が庶民教育のために作ったといわれる

この写真の石塀で囲まれた 敷地に入る前に

東側にある青少年教育センター という場所で

学校給食 を食べた

体育館に併設されたランチルームでのセルフサービス

何種類かの副菜とメインのカレーライス

これが とても おいしかった しかも安くて

 

今年の秋は 紅葉が どこもあまりよくない

校門を入ってすぐ正面にある 閑谷神社 の左右にある

楷の木は落葉しているが樹形が美しかった

 

メインの講堂の写真は うまく撮れなかった

何年か前にたづねたときは 夏の盛りで

周囲の芝生も青々ときれいで赤い備前焼の瓦との

対比が素晴らしかった

季節によって随分と印象が違うということがよくわかった

暑い夏 天井の高い講堂に入ると

ひんやりした空気が心地よく ずっと佇んでいたい気分だった

 

講堂は大きくて写真にうまく収まらないが

その脇にある 茶室のような 小斎といわれている建物は

以前きたときのボランテイアガイドさんの話によると

藩主の居場所で ここでそっと みんなが講義を受けている様子を 障子の影から 

見ていたとのことだった

藩主の優しさが感じられる 解説だった

2度目ということで初めての時のような感動は少なかったが

もう一度 じっくり見ることによって その時に気が付かなかったこともわかる

また ここは管理が非常に行き届いていることも 今回よくわかった

県民に愛され誇りに思う場所に違いない

こういう場所があることが長く続いていることを 祈っている


2015.11.16
昔も今も 変わらない




陸前高田市の35年くらい前の農家の写真をみて驚いた

 

農家の土間の横に[だいどころ]といわれる板の間があるが

それが拡張され踏込み炉が設けられた民家

その炉の部分が取り払われ 炬燵になっていた

この形態だと土足のままで板の間に腰かけ

炬燵で暖まることができる

なんと合理的な発想

 

実は10年くらい前に設計したお宅でも

ちょっと似たようなことがあった

居間の一部に小上がり形式で畳コーナーを作った

これはよくあることであるが

その畳の一部を掘りごたつ形式にしたいとの希望が出た

さらに進めていくと

主婦はキッチンとの往復が多いので

畳に上がり座ってから足を入れ込むという動作を

何度もやらなければならない

 

そこで手前の部分の欠きこんで 写真のように

L型の畳にした

このスペースに大きなテーブルをおいて

椅子でも使えるし、上がらないでもそのまま

畳に座ることもできるという方法をとった

 

ご主人も奥さんも大変満足されたが

この農家の写真を見つけ  ! となった

 

最近、民家の本をよく見るようになったが

こうした発見をすると

もっとしっかり民家の歴史を知らなければと 思った

 

3枚目の写真はその後テーブルを2本入れたあとのもの

和室を1部屋つくる余裕がなくて 兼用したが

和の要素と実用的な機能が合致していると 好評をいただいた


2015.10.30
八重洲から丸の内へ




日本橋の新しいおしゃれなビルを堪能し

近くの地方の物産館を冷やかし 歩き疲れて珈琲タイム

 

外に出ると つるべ落としの秋の夕暮

すっかり 夜の景色になっていた

 

八重洲方面に歩いて  あれ?  うん? これはなんと

ブラタモリで紹介していた 江戸城の石垣ではないか

その石垣を利用して上部を緑化しちょっとした界壁になっていた

歩道側は自転車置き場になっていて 道路からは見えない

なんともおしゃれな演出では

昔の遺構を生かし 現代の暮らしに役立てるなんて

日本の都市計画も進んだもんだと感じた

 

そしてその前方の 八重洲口をみると

でっかいテントで覆われた 庇の下空間ができていた

写真でオレンジ色の部分である

日本の都市は こういう 半戸外的な 大空間が 役立つ

今まで 丸の内に負けていた感がある 八重洲口の

挽回のようだ

 

八重洲から丸の内に抜ける 複雑で敬遠したい通路も

今回は割合スムーズに行けた 

地下からそのまま 話題の 郵便局あとの キッテ へ

もっとカルチャー的な空間かと思っていたが

一部 博物館はあるものの ほとんどが商業施設

 

丸ビルが2棟もあるのに まだ商業施設?

と思えるほどの 店 店 店

今更買うものもないが 少し食傷気味になった

軽い夕食をと 蕎麦屋にいったが

なぜが カプレーゼが一番おいしかったという 不思議な体験

 

東京は1年離れていたら この有様 目が離せません 


2015.10.30
東京 御徒町から神田へ




今年初めての東京の街あるき

湯島に用事があって まずは御徒町駅で降りる

御徒町といえば アメ横商店街があるイメージで

なんだかごちゃごちゃした印象だと思っていた が

ます 駅のトイレで カルチャーショック ちょっとしたデパートなみ

駅のトイレはあまり行きたくない という思いを払しょくした

 

高架下沿いに南下していくと最近話題の 商店街があった

駅のすぐ南は 昔ながらの はっきり言って 汚い

昔ながらの店が多かったが

この ものづくりの街 2K540

この不思議な命名は東京駅から2キロ540メートルの地点にある

という業界用語のようだ

 

ギャラリー、工房、カフェなどものづくりの職人が集合したおしゃれな街だ

 

写真だけ見ると ここがJRの高架下とはとてもおもえないが

鉄道の構造を生かした ナイス な 造り

 

実は少し早すぎて まだ店が開いてなかったが充分雰囲気は 楽しめた

また今度行きたい場所が増えたかな

 

最近お気に入りの 万世橋 でランチして

神田あたりを プラプラ

 

このあたりは ところどころに レトロなビルが残っている

 

また老舗の 鰻屋 や 蕎麦屋があって

下町好きには たまらない場所

 

ちょうど湯島天神と 神田明神の間あたり


2015.09.30
熊川宿 鯖街道




福井県は若狭地方

かつて栄えた鯖街道があります

その中で一番繁栄していたのは熊川宿

伝統的建造物群保存地域として保存されいます

 

道の駅から少し行ったところに写真の番所跡があります

そのまま残っているのか 再生されたのか

はっきりしませんが人形や道具が展示してあり 臨場感があります

時代劇が好きな人ならきっと面白いはず

 

両側に街並みがありますが

片側はこんな水路があり

家の前の階段を下りて使います

 

なつかしいイモ洗いの道具をみつけました

昔の人の工夫は素晴らしいですね

 

街並みはこんな感じで 1キロくらいは続いています

途中に神社があったり

洋館があったり

 

また平入りの家の間に妻入りの家も ちらほら

 

周囲を山に囲まれたのんびりした風情のある街です

名古屋から車で2時間ほど

 

おそばと鯖寿司と葛団子が名物です


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