名古屋市千種区の建築設計 アールアンドエス設計工房のお知らせ

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2016.07.20
マッサン




7月の北海道旅行の最終日は

マッサンで一躍有名になった 余市 へ

テレビで見たのと同じような 工場群

その一部は観光用の展示室になっているが

稼働している工場群も隣接していた

 

 

2枚目のかわいらしい洋館は二人の住居を保存したもの

玄関ホールまで入館できる

内部は和室のある和洋折衷様式で

テレビでのセットがこの住宅をベースにしている

ことがよくわかる

 

 

3枚目の写真はウイスキーの製造過程の展示の

最後にあるバーコーナー 昔の面影がある 楽しい空間

ニッカウヰスキー工場の目玉はこれらの施設と

敷地内のはずれにレストラン、お土産コーナー

試飲コーナーではないかと思える

車での来場者が多いのでウイスキー以外に

リンゴジュースなどのソフトドリンクもあり

運転手の人は 「私は運転手です」という

シールを胸に張って アルコールを飲まないようにしていた

 

 

 


2016.07.05
幻想的な北の世界




北海道 ニセコに行ってきました

3日間のうち2日間 雨のような 霧のような 世界

この雄大なスケールが霧に包まれ この世のものでないような

不思議な世界でした  

ここは 作家有島武郎 の想いを伝える 有島記念館

なかなかここまで来ることはないと思うが

雨で景色が楽しめず 7月だというのに 寒く屋外にはいられない

そんなときには こういう場所が一番と思った

有島武郎 といえば 或る女 とか カインの末裔 などが有名な

白樺派の作家だと思っていたが

実は明治後期に父と主に ニセコに入植し 広大の農地を開拓し

多くの農民に貢献した という功績があった

その歩みを読んでいると 若くしてヨーロッパに留学したり

多くの女性と浮名を流したり と とてもスケールの大きい人物だった

記念館の敷地も広大で スナフキンの帽子のような不思議な塔があったり

デンマークのルイジアナ美術館を 思い出すような 景色

2枚目の写真は 内部から

こういう日は 一日 読書をしたり ぼんやりしたりしていたい

もちろん 展示内容もよかったが・・・

 

有島記念館に行く前にある コーヒーの焙煎所

建物はさりげないが 周りの景色は 贅沢

 

ニセコは今とてもバブリーで外資系の資本がたくさん入り

これからどうなるんだろうというので有名だが

少し離れると しゃれたお店が こういう環境にたたずんでいる


2016.06.04
久しぶりの大阪から




5月のとある土曜日

中学・高校の同期会の集まりに出掛けた

大阪の出身ではないけれど 大阪在住の友人に誘われて

 

会場の船場に行く前に この春まで人気だった あさドラ の

アサちゃんが活躍したあたりを見に行った

原作は 「土佐堀川」 というタイトル だが

この川は淀川の運河にあたるが まさに大阪の中心的な場所

御堂筋線の淀屋橋で中之島の南側の運河にあたる

明治時代は もっと小さな堀川で伝統的な商店が立ち並んでいたのだろう

今は整備されこの景色 セーヌ川護岸かとおもうほどでした

若者たちがスケボーで遊び また散策し

都会的で魅力的な場所でした

 

中之島は伝統的な建物が たくさんある

日銀大阪支店、中之島図書館や 辰野金吾の中央公会堂などなと

図書館は明治時代の建物がそのまま使われていることに驚いたが

その中には建物をうまく生かしたおしゃれなカフェがあった

2番目の写真は公会堂の地下が上手く活用されているとオープンテラスのある 

有名レストラン などなど

歴史的な建造物が現代の都市計画の中で現役として活用されている

その景色がヨーロッパのように感じられた

名古屋ではあまり見られない光景で大阪の奥深さを思い知った

 

南船場に あっ と驚くこの建物が・・・

たしかこれはポストモダンデザインが横行していたころ

話題になっていたガエターノ ペッシ のビルでは

外壁にたくさんの植木鉢をぶら下げたような 

ちょっと変な建物  と思っていたけれど

20年以上たつと それなりに緑化して

思ったよりいい感じに育っていた

そう、建築物も人間の愛情によってよくも悪くも育つんだな 

と いたく 感動した

高校卒業後 40年位あっていない友人と会ったが

その時間の隔たりを感じない、親近感は 何とも言えない驚きであった

それは 私の財産かもしれないとうれしかった

 

 

 


2016.05.09
レトロな名古屋見学




関西の建築を楽しむグループと昨年知り合った

今年の企画は中部地方の武田五一の作品をたずねる

という一泊二泊の企画だった

私は一部 名古屋の東区の住宅から参加した

予定が大幅に遅れる中 まずは市制資料館へ

この建築は何度も見ているが 先生の解説付きでよくわかった

建築家の来歴から作品のデザイン的な指向などなど

じっくり眺めると そうだなということがわかってくる

正面のポルチゴから屋根にかけてのあたりは非常に特徴的で

これはゼセッション だそうです

 

次に名古屋市役所

先生の適切な解説があると 見え方がガラッと変わってくる

この建築見学の会を知るまで

19世紀の建築は何をどう見ていいのかよくわからなかったが

何回か先生の話を聞いているうちに 徐々に 見方がわかってくる

隣にある愛知県庁とのデザインの違いとその味わい方に

はーーあ と 感激しきり

この建築を楽しむメンバー、 実はプロはほとんどいません

本当に趣味で楽しんでいる方々で

そういう人口が関西には多いということにショックを受けた

文化の違いなんだろうか?

 

絵画を楽しんだり、彫刻や陶芸を楽しんだりと

その延長で建築もあるんだと思う

私の周りの建築のプロたちも 本当のところ

よくわかっていない人が多いし

話を持って行っても 素人的な返事しかない場合が多い

 

私はこの後で失礼したが、彼らは昭和区の別の住宅を見て

犬山のホテルで宿泊し、翌日は明治村の武田五一を見て

講義を聞いて 最後は 岐阜の名和昆虫館に行くらしい

 

聞いているだけでハードスケジュール

でもみんな喜々として楽しんでいた  いいな・・・

部外者の様な私をみんな暖かく迎えてくれるし

京都工業繊維大の笠原先生とも 親しくお話しできて

次回はきちんとこの回に参加しよう と 思っている


2016.04.22
赤坂ってどんな坂




プライベートな用事で 東京の赤坂に行く機会がありました

東京に坂が多いのは有名で 少し前 タモリのTOKYO坂道美学入門 という

本を借りたとき  赤坂には坂は多いけれど 赤坂という坂はないという

衝撃的な文章が 印象的だった

この写真がどこだったか記憶が薄れているが

赤坂氷川神社に行く途中であったことは確かである

桜は終わりかけているが 新緑や春の花が美しく

ホテルから神社までの間の散歩が楽しくて うろうろ

 

2枚目の写真は右手が氷川神社 左が アメリカ大使館宿舎

エリア的には六本木と赤坂の間で

あの都会のど真ん中にもかかわらず 緑豊かで ひっそりして

超 穴場 だ

このアメリカ大使館宿舎は 有名なハリー・ウイーズの80年代の

いわゆるポストモダンといわれるジャンルの建築

そのころの新建築という雑誌の表紙になっていたことを思い出した

周りを一回りすれば よかったのだけれど

道草が多くて 時間を食ってしまった

でもここは六本木のミッドタウンの裏手なので また行く機会はあるでしょう

 

3枚目の写真は あるマンションの入り口辺り

それほど広くはないが 上手に庭が作ってある

人の敷地なので勝手に入ることはためらわれるが

この石畳は歩いてみたくなるような雰囲気だった

都市部はどこでもコンクリート、石、ガラス と無機的な

材質でできているが ちょっとしたスペースがあれば

こんな素敵な演出ができる

東京はやはり都会で洗練されているので 散歩の途中で

こんな発見があるのが楽しい

 

実は この近くに有名な南部坂があるけれど

そこに到達できないほど 周りの見どころが満載だった

氷川神社は8代将軍吉宗がこの地に神社を移したのが始まりで

本殿は東京の何とか文化財に指定されているとか

驚いたのは以前この敷地は 広島の三次浅野家の旧邸跡ということ

浅野内拓頭の夫人の実家で大石内蔵助が討ち入り前に訪ねてきている

途中にある南部坂は忠臣蔵で有名な「雪の別れ」の場所だそうで

その歴史の重みに うっとりしてしまった


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